【ドラマ】セクシーボイスアンドロボ

好きなもの

心理学やスピリチュアルについて調べまくる日々ですが、そんな中でふと学生時代に観たドラマ『セクシーボイスアンドロボ』を思い出しました。

日本テレビ系で2007年4月期に火曜日22時から放送されていたドラマで、視聴率は苦戦していましたが私が大大大好きなドラマであります。

一話完結形式の物語で毎回ゲストが登場するのですが、脚本の木皿泉さんの人間性が全面的に出ており、温かく強いメッセージ性があります。

ダブル主役のニコ&ロボ

主人公は松山ケンイチさん演じる須藤威一郎(ロボ)と、大後寿々花さん演じる林二湖(ニコ)の二人です。

ロボはロボットオタクの冴えないサラリーマン、ニコは七色の声を操る中学生で二人とも平凡な毎日を送っていますが、ある日あることがきっかけで出会いスパイとして活動することになります。

ちょっと抜けている大人と落ち着いた中学生女子の組み合わせは、現実世界では変質者扱いされそうですが、ドラマの中で2人が恋愛関係になることは一切なく爽やかな気持ちで観ることができます。

ニコ視点で描かれる世の中の理不尽

毎回登場する訳ありゲストを通して、中学生の多感な女の子が世の中について考えます。

記憶が3日しか持たない男性・大好きな恋人を亡くした男性・就職が上手くいかない女性・自殺願望のある女性・校内で生徒をコントロールしようとする女子高生…

普通の中学生女子とオタクサラリーマンが事件に巻き込まれながら、生きていくとはどういうことか?恋愛ってこういうことなのかな?と考え、大人の私たちでもすぐに回答できないような世の中の理不尽を乗り越えていきます。

それを大げさに描くのではなく、日常生活に溶け込ませながら自然に描かれているところがポイントです。

言葉では言い表せない魅力

この世界観は観た人にしかわからないと思うので文章でドラマの魅力を伝えるのは難しいのですが、なんというか派手じゃないけど心が繊細な人ほど共感できるといった感じでしょうか。

私は当時ファンだった松山ケンイチさんが出演しているという理由で観始めたのですが、視聴率は良くなかったものの刺さる人にはすごい刺さるんですよね。

生きていて誰もが一度は経験したことがあるであろう感情が引き出され、自然と涙が出そうになります。

この作品が好きな人は心が優しい人ではないかと私は思っております。

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